関西案内人のひとりガイドブック。

関西在住の案内人が、旅やグルメなど関西の役立つ情報をご紹介。「おすすめの店ない?」と聞かれることは日常茶飯事。もはやひとりガイドブック状態です。

京都一と呼び声高い【無碍山房 Salon de muge】に行ってきた!

ここ数年の京都喫茶界の一大ニュースといえば『無碍山房 Salon de muge』の誕生でしょう。

誰もが憧れる京都の老舗料亭・「菊乃井」さんの名を知らぬ人はいないと思いますが、その菊乃井さんのカフェができたなんて、驚きしかありませんでした。

夜のコースはもちろん(?)、昼の時雨弁当でさえ、凡人にはなかなか手が出せぬものでありましたが、「気軽に味わっていただきたい」というコンセプト通り、抹茶パフェは1300円と、これなら凡人にも大変ありがたい価格帯です。

 

まずはデータからさらってみましょう。

 

【無碍山房 Salon de muge(むげさんぼう さろんどむげ)】

住所:京都市東山区下河原町通高台寺北門前鷲尾町524

  (八坂神社やねねの道からすぐの抜群の立地です)

営業時間:喫茶 14:45~17:00最終入店

  (時雨弁当は11:00などのお昼時間です)

定休日:不定休

 

さて、当然のごとく、こちら人気店です。この店に訪れるがために日本全国から人が集まるといっても過言ではありません。行列もありますから、攻略法をご紹介しましょう。

 

 

①事前予約をする

実は、営業開始の14:45に入店できる人のみ、予約を受けてくれます

ですので時間に問題がなければ事前予約するのがとにかく一番ですが、私は11月の金曜日に行きたくて1週間前に電話しましたが既に満席でした。紅葉シーズン手前ではあったのですが、さすがです。読みが甘かった。

ただ、週末も満席と言われたのですが、月曜、火曜などの平日はまだ空きがありますよ、ということでした。もう1か月先は埋まってるくらいのレベルかと思っていたのでそこは意外でしたね。

 

②整理券をとる

14:45から、店先の端末機で整理券を発行しています。番号を取り、順番が近づいてきたら携帯まで電話をくれるシステムで、近くには八坂神社など人気観光スポットが目白押しですからこれは大変ありがたいですね。(お店の人は大変なのかもしれないですが人気店はこういうシステムにしていただきたいものです。何時間も立って待ってられませんから…)

ただ、予約できなかった組が整理券を狙っていますので、私は開店15分前の14:30から店先に並びました。それでも遅いほうかと思ったのですが、整理券番号は2番でした。

14:45になって物腰柔らかな男性スタッフが出てきて、予約客から順番に案内されていきました。さて、私は八坂神社でも見てこようかなと思っていた矢先、すでに携帯電話に着信があり、結局14:49あたりにはお店に案内されました。

予約客で満席といいつつ少し席を残しているのかもしれませんね。

結果20分待ちかというところでしたが案外すんなり入店できてよかったです。

 

基本的なメニューは「濃い抹茶パフェ(1300円)」と「できたて本わらび餅(1300円)」「コーヒー(1000円)」で、季節限定で栗のパフェなど季節のスイーツが登場するようです。

 

さて、私のお目当ては抹茶パフェと本わらび餅。席についてすぐさま注文。そうするとそう待たないうちにパフェがやってきました。

 

写真では何度も眺めてはいましたが、そのフォルムの美しいこと!!

曲線美しいガラスの器にこんもりと乗った抹茶アイスは、ほかの抹茶アイスでは見たことがないような深く濃い緑色で、表面はさざ波ひとつも立たない芸術品のよう。そこから、にゅっと伸びるガラスのスプーンも色っぽくてセクシーで、官能的なパフェであることは、食べる前からもう、びしばし伝わってきます。

 

ひと口たべるとさざ波から一転、どこまでも奥深い抹茶がドドドッと押し寄せてきます。濃いんです、とにかく濃いんです、抹茶の味そのものがとても強いのですが、ほんのりとした甘みが感じられてそのバランスがとにかくすばらしい…。

アクセントにしょうが味のカステラや、ゆず味のカステラがあって、これまた菊乃井さんらしい(?)粋なパフェだなぁと浸ったものでした。

これは間違いなく、京都ナンバーワン抹茶パフェでしょうね。

 

本わらび餅はというと、これまた、まるで宙に浮いているような、ころんとした美しいフォルムのガラスの器に盛られてやってきました。

できたてでまだあったかくてお箸でつまむと伸びる伸びる。きなこと黒蜜をかけてひと口いただくと、驚くのはそのやわらかさ。餅というよりドロッとした液体といったほうがいいのだろうか。。。

以前できたてのわらび餅を和菓子店でいただいたことがあったのですが、その時を思い出しました。どんなに有名店のわらび餅でも時間がたつと歯ごたえが多少あるのですが、できたてというのは箸よりスプーンで食べるべきと思うほど、とにかくやわからいのです。その食感というのは何と言ったらいいんでしょうかね。。。じゅわっと溶けるというのか、わらび餅に口が吸われるというのか、不思議なものです。

 

どちらも大変美味でございました。

 

 

会計横ではお土産品も売っており、ちりめん山椒やいりごま、ふりかけのもとなどの瓶もの系から、先ほどの柚子/しょうがのカステラ、即席にゅうめん、醤油さしなどなど。ちりめん山椒と椎茸旨煮の2つに関しては唯一菊乃井本店で作っているものだそうです(他は委託しているのだとか)。

1000~2000円あたりで充実のラインナップですので、買って帰ったら喜ばれること間違いなしですね。

 

 

お店は若い人から年配の方まで幅広くいましたが、これは日本人なら一度は食べたいと思わせてくれる食体験でした。